エスクール塾長ブログ 【勉強内容を身に付けるまでの流れ】
「あれ、この問題ってこれであってるっけ…」
「これ勉強したのは覚えてるけど、どうやるんだっけ…」
と、テスト中に頭を悩ませたことありませんか?
それは、その内容が定着に至っていないということです。考えても分からない問題はあきらめもつきますが、もうちょっとで解けそうな問題があると、「もう少し勉強しとけばよかった~」ともったいない気持ちになりますよね。
そこで今回は、テスト中にもったいない気持ちにならないよう、学習内容を定着させる方法についてしゃべっていきます。
目次
- 3つのステップ
- 教わる
- 理解する
- 練習する
3つのステップ
内容を定着させるには、3つのステップを踏まなければいけません。
それは、
- 教わる
- 理解する
- 練習する
この3つです。
勉強に限らず、スポーツや楽器、仕事を覚えることにも同じことが言えます。
それでは、一つずつ説明していきます。
教わる
例えばスポーツなら、最初は先輩や先生から口頭で教えてもらったり、実際に動きを見せてもらったりします。しかし、動きを見ただけで完璧にプレーできるようにはなりませんよね。
そんなことができるのは黄瀬くんや樺地くんのようなごく一部の天才だけです。
…漫画の話に逸れてしまいそうなので、戻します(笑)
勉強では学校や塾の授業がこの段階です。人に教えてもらわなくても自分で一から調べたりしながら勉強していける人もいますが、人の手を借りずに独学でやっていける中学生は多くはいないでしょう。
理解する
教えてもらったら、次はそれを理解する必要があります。教えてもらったとしても、理解できなければ自分でできるようにはなりませんからね。
しかし、生徒の中には「学校の授業が分からない」と頭を抱えている子もいます。つまり、この理解する段階で躓いているというわけです。すると、問題に取り組んだときに当然「分からない」となるのです。
そして、分からなくなったときにどうするかというと、解説を読んだり、教えてもらったりすることが必要になりますよね。ここでまた「教わる」→「理解する」という流れに戻ってきます。英単語や理科社会の語句を暗記したいときは、一問一答にひたすら取り組むというやり方でもある程度伸ばすことはできます。しかし、中にはちゃんと理解したうえで問題に取り組まないといけない内容もあります(英文法、国語の文法、数学、理科社会の一部の内容など)。
暗記で済む内容と、頭を働かせる必要がある内容とで、勉強の仕方も変わってくるんですね。授業を理解するために予習をしておくことはとても大切です。予習の仕方についてはまた別の機会にお話ししようと思います。
練習する
教わった内容を理解できたら、最後は自分でやってみる。
内容が定着するかは、最終的には演習量がものを言います。先ほどスポーツや楽器も勉強と同じと言いました。頭で理解できても、実際にやってみると案外難しいと感じた経験は誰にでもあるのではないでしょうか。しかし、それを繰り返していくうちに段々と上達していきますよね。勉強も同じなんです。
勉強が苦手な子は、まずこの演習量が単純に足りていないケースが多いように思います。演習量以外にも様々な原因は考えられますが、テストの成績に不安を感じている方は、まう演習量は十分確保できてるかを見つめ直してみるといいですよ。
以上、塾長なおとでした。
おしまい
[2023-09-28]