勉強が苦手な子の共通点④「やらない」という判断をする

query_builder 2025/05/06
勉強が苦手な子の共通点④「やらない」という判断をする

定期テストでいい結果が出せない中学生には共通点があります。



そして、共通点があるということは、テストで結果が出ないのはなるべくしてそうなっているということです。



主な共通点は以下の4つ

・家庭学習の習慣がない

・インプットをしない

・アウトプットの頻度が少ない

・「やらない」という判断をする



今回はそのひとつ、「やらない」という判断をするについて話していきます。

「やる」か「やらない」かの差

結果を残す人は「やる」を積み重ねている

塾の仕事をしてきていろんな生徒を見てきましたが、結果を残す人と残さない人の大きな差は、「やる」か「やらない」かです。


テストで良い結果を残している人は、話を聞くと多くは普段から宿題以外にも勉強をしています。つまり、自主的に勉強をやるかやらないかの2択で「やる」を選択しているんですね。


そしてそれを何百回と積み重ねています。反対に、結果を残せていない人の多くは「やらない」を選択し、それを何百回と積み重ねています。


1回の差はほんの僅かでも、それが積み重なれば大きな差になります。小学生から積み重ねてきた人と積み重ねてこなかった人、その差が中学生になった途端に定期テストという形で露骨に表れるということです。


(まあ偉そうに語ってる私もんが続きしないタイプなのでできない人の気持ちも分かります…)


「1.01の法則」というのを聞いたことはあるでしょうか。



これは、昨日の自分よりも+1%頑張り、これを365日続けると元の37.8倍になるという、小さな努力を継続していくことの大切さを説明しているものです。反対に、サボり続けるとどんどん後退していきます。


要は、「塵も積もれば山となる」ですね。

「やらない」を選択することが癖になっている

このように、結果を残す人というのは日々積み重ねていますが、結果を残せない人は「やらない」を積み重ねています。


そして問題なのは「やらない」を選択することが癖になっているということです。とはいっても習慣になっていることは中々変えることができませんよね…


こういう生徒に話を聞いてみると、勉強するには1時間のようにまとまった時間が必要というような固定観念があるように思います。たしかに学校の授業も塾も大体は1時間前後のまとまった時間でやりますもんね。


でもホントに忙しい人はこの時間さえ取れない人もいます。


(実際、今エスクールに通っている生徒の中にも忙しいスケジュールの子がいます)


そんな人に知っておいてほしい法則があります。それは「ズーニンの法則」です。



「ズーニンの法則」は、行動を起こして4分経つと自然とやる気が湧いてその行動を継続していけるといったものです。心当たりのある人も多いのではないでしょうか。


やる前は面倒だと感じることも始めてみるといつの間にか時間が経っていたことってありますよね。それが「ズーニンの法則」です。


「やらない」を選択するのが癖になってしまっている人は、まず4分でいいから手をつける、というところから意識して始めてみましょう。

「できるかどうか」ではなく「どうやるか」を先に考える

まずはやる前提で考える

勉強が苦手な子は自信がないことが多いです。そのため、無意識に「自分には無理だ」と結論付けてしまうんですね。


ですが先ほども述べたように、結果を残す人というのは「やる」という選択をします。自信がなくても、「やらない」を選択してしまったらそこから思考は進みませんし状況も変わりません。状況を変えたいならやるしかないんです。


できるかどうかの前に、どのようにやったらいいかを考えるようにしましょう。


例えば宿題の期限が1週間だとしたら、1週間の自分のスケジュールはどうなっているか、土日の部活はあるのか、何曜日に時間を作れるのか、宿題の量はどれくらいなのか、1日あたり平均どのくらいのペースで進めれば終わるのか、そのためには1日どれくらい時間の確保が必要かなどを考えるんです。


要は課題をクリアするための作戦ですね。

「どうやるか」を考え、実行することで自分の遂行力を測る

実際に行動に移してみることで自分がどのくらいできるのかを知ることができます。そしてやってみると意外と長時間勉強しても平気だったり、集中しやすい時間帯が分かったり、集中が切れてきたときの感覚など分かることがたくさんあります。


そうして自分を理解できてくると、自分に合わせて計画を立てるということもしやすくなるんですね。

まとめ

まとめ

最後にまとめると、結果を残す人との差というのは、「やる」か「やらない」かの差が大きいということです。


そして「やらない」という選択をしてしまう人は、ズーニンの法則に従ってまず4分取り組んでみましょう。そうすると取り組む前に感じてためんどくささは驚くほど消えています。


勉強する時間を積み重ねていく中で、どうやって勉強に取り組むと自分に合っているのか、または合っていないのかを掴めるようになってきます。


そうやって自分の勉強の仕方を見つけていきましょう。

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