
定期テストでいい結果が出せない中学生には共通点があります。
そして、共通点があるということは、テストで結果が出ないのはなるべくしてそうなっているということです。
主な共通点は以下の4つ
・家庭学習の習慣がない
・インプットをしない
・アウトプットの頻度が少ない
・「やらない」という判断をする
今回はそのひとつ、「インプットをしない」について話していきます。
インプットとは
インプットとは、知識や情報を「覚える」「理解する」「習得する」という意味です。
勉強においても同じ意味で、例えば教科書や参考書を読み公式を覚えたり、文法を理解したり、年号を暗記することなどがインプットにあたります。
勉強においてインプットは重要です。
しかし勉強が苦手な子は、インプットをしていない、あるいはできない子がとても多いように思います。
勉強をするとなるととにかく問題を解こうとする人がいますが、インプットを取り入れずやみくもに問題を解いても成長はありません。
「知る」「覚える」「理解する」などインプットがない勉強ほど苦痛でつまらないものです。
点数を上げるには「できない問題」を「できる問題」に変える
問題には「できる問題」と「できない問題」の2種類があります。
単純な話ですが、「できる問題」が多い方が高得点を取る可能性が高いです。
ということは「できない問題」を「できる問題」に変えていくことが必要になってくるのは言うまでもありません。
しかし、勉強が苦手な子はこの「できない問題」と向き合うことをしていないことが多いです。
不正解だった問題を見て何を覚えておく必要があったか、何を理解しておく必要があるのか、どういう考え方ができるようになっておけばいいか、どういうパターンの問題なのかなどをインプットすることで次に同じような問題に取り組んだときに解けるようになるのです。
ただし、インプットしただけで終わりではなく、その後適度なタイミングで復習を取り入れることで「できる問題」として定着していくわけですね。
よくインプットとアウトプットの割合は3:7でアウトプットが多い方が良いとされていますが、ここではインプットについて述べているのでアウトプットの重要性については別の機会に述べます。
不正解だった問題にこそ成長のチャンスがある
問題をたくさん解くというのは多くの子がやっていると思います。
ただこれは決して悪い勉強法ではありません。先ほども触れたように、インプットとアウトプットではアウトプットに重点を置いた方が良いとされています。
問題を解くというのはアウトプットにあたるので問題にたくさん取り組むこと自体は素晴らしいことです。
気を付けてほしいのが、問題を解いているだけになってて何もインプットされていないという勉強になることです。
先にも述べた通り、点数を上げるためには「できない問題」を「できる問題」に変えていく必要があります。
そのためには不正解となった問題から何を学習するかが大切になってきますよね。
にもかかわらず、不正解だった問題と向き合わず、丸付けをしたらすぐに次の問題を解く、といったことを繰り返しては何も学習できていません。
不正解だった問題は、問題を解くために必要な知識や考え方が足りなかったから解けなかったわけです。(ケアレスミスの可能性ももちろんありますが)
ならばその足りなかった知識や考え方をインプットしなければなりません。
勉強ができる子とできない子の差はこういったインプットの機会をいかに多くとっているかです。
最後に
勉強が苦手な子の中には、インプットの機会を作らない子が多いです。
問題を解いて丸付けをした後、不正解だった問題から何を学習するか、ここの質を高めるといいのではないでしょうか。
自立型個別指導エスクール
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